2022年3月7日 Spitha(スピタ) 奈良ゆみ:ヴォイス、りん、貝殻 大竹徹:ヴィオラ 田中康之:パーカッション フランス歌曲や現代音楽などで幅広い音楽性に定評のあるソプラノ・奈良ゆみと、即興音楽シーンを中心に活動するヴィオラ奏者・大竹徹が、大阪「座・九条」で継続していた即興ライヴシリーズの記録。奏者間に生まれるコミュニケーションの軌跡としての、あるいは原初的イメージを呼び覚ます声としての、音。 ライブ録音:2014年12月15日 I. & II, 2018年2月3日 III
[1] I. ......9’40” [2] II. ......18’50” [3] III. ......28’50”
奈良ゆみ 幼い頃より、グレゴリオ聖歌、詩吟、タンゴに親しむ。 相愛大学卒業後、仏政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院で学び、メシアンに注目される。パリを始め欧州各地で演奏活動を展開。 デュサパン、ダオ、エロワ、平義久、松平頼則、他多くの作曲家に作品を捧げられている。 シェーンベルク「月に憑かれたピエロ」、オハナのモノオペラ「三つの御花の物語」「サティと6人組」、ラヴェル「シェーラザード」、メシアン「ハラウィ」などが高い評価を受ける。 仏政府の派遣でフランス歌曲の演奏を東欧・ロシアで数多く行っている。さらに西鶴の『好色一代女』のテキストを使ったジャン=クロード・エロワの作品「仏明会」や、松平頼則のモノオペラ「源氏物語」の歌い手として、日本の音楽・文化が西洋の現代音楽と結びつく可能性を明示した。 ゲダリア・タザルテス、ミッシェル・ポルタル、アラン・クレムスキ、等と即興演奏を元に現代バレエや映画音楽を手がけている。ピーター・ブルック演出の「骨」や「マハーバーラタ」にも出演。 東京でドビュッシー「ペレアスとメリザンド」フルネ指揮でメリザンドを歌う。 録音も多く「ドビュッシー歌曲集」(Pf:クロード・ラヴォワ)[Cypres] は仏音楽誌『ル・モンド』が最高推薦盤に挙げている。
大竹徹 もともとクラシックのヴィオラ弾き。ある時ふとしたことから即興の面白さに目覚め、ダンサーや演奏家たちと舞台を経験してきた。「瞬間の悦び」を追い求めている。
田中康之 Percussion奏者。京都在住。舞踏、芝居、映画、即興などボーダーレスで活動中。2015年インフラノイズよりヴィオラ奏者大竹徹氏とのDUOアルバム「prototerra」をハイレゾでリリース。
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